スキルシートによるアピールのコツ

エンジニアが転職の際、自分が今まで積んできた経歴を余すことなくかつシンプルに希望会社へ伝えて採用へ導くために、スキルシートは非常に重要です。スキルシート作成にあたり決まったフォームはありませんが、暗黙のうちに決められたルールというものがあります。

スキルシートは、A4の用紙を使用するのが一般的です。自分が積んできた経歴をできるだけ細かく記載した方が企業側にアピールできそうだと、ついついスキルシートに経験を盛り込みたくなってしまうかもしれません。しかし、採用担当者は多くの応募者のスキルシートを見なくてはならないので、シンプルで分かりやすいスキルシートが好まれます。スキルシートはA4の用紙を縦に横書きで2枚程度、多くても4枚までにおさめレイアウトを整えます。

スキルシートを作成する時は、経歴は箇条書き、言い切りの形で記載します。勤務していた具体的な企業名は伏せるようにし、勤務していた際に当たり前のように使用していた社内用語や一般的な略語はできるだけ使用しないようにしましょう。参画期間、業務内容、保有スキル、具体的に何ができるのかを箇条書きでわかりやすく伝えることを意識します。
期間を記載する際は和暦ではなく西暦で記載、保有スキルの欄には使用してきたツールやソフトウエアなど具体的な部分も記載します。企業との折衝や部下の教育、リーダーやマネージメント経験など自分が与えられた役割の中でどう立ち回ってきたかという事も非常に有益な経験です。面接に進んだ際、語れるエピソードがある案件については、話題となるキーワードを入れるようにし、企業へのアピールを忘れないようにしましょう。